こんにちは。これから私たちの行っている深層筋治療を症状別に紹介したいと思います。
筋肉の悪い箇所は断裂(キズ)になっています。これをどのようにして症状改善しているかをごらんください。

●症状[クリックするとその項目に飛びます]



1 冷え性

【症状】
・夏でも足先が冷えている。
・冬は寝るときでも靴下を履く。
・よくふくらはぎがむくむ。

【治療回数】
・1回30分を1?2回程度。

【治療ポイント】
・写真1の腹部(横から)、写真2の大腿後面?内転筋、そして写真3の腓腹筋から写真4の足裏。
   

【治療手順】

・冷え症解消は「動脈の流れ」に沿って治療します。
・まず腹部を押しますが、冷え症の方は必ず筋硬結(しこり)があり、これが血流を悪くしています。「ズーン」とする方向に押し続けて、小さくします。これだけでも足先が「ホワー」と温まります。
・次に、写真2の大腿後面?大腿の内側にかけて上下に肘を動かしてこすり(摩擦)ます。冷え症の方は筋スパズム(スジ)が固くなっていますので、このスジを細くして血流を改善します。
・次は、写真3のふくらはぎですが、下半分の「むくみ」をとります。少し痛いのですが、むくみがとれると脚は軽くなります(左右3分ずつでとれます)。
・最後は、写真4の足裏ですが、指と指の間(骨間筋)の筋肉を緩めます。ふくらはぎの筋肉は足裏から続いています。つまり、ふくらはぎがむくむ方は、足裏もむくみ、扁平足のようになっています。足裏マッサージより痛いのですが、それ以上の効果があります。

【メンテナンス】

・私たちの冷え症解消の特長は、腹筋のしこりとりから始めます。足の治療は片足15分ずつを2回繰り返すと、かなりの期間は冷え症は出ません。


2 生理痛・生理不順

【症状】
・定期的な生理がこない。
・必ず痛みが出て、ひどいときは何もできない。

【治療回数】

・1回30分を2?3回程度。

【治療ポイント】

・写真1の腹筋の横、写真2の子宮前面と、写真3の仙骨後面。
   
 
【治療手順】
・婦人科疾患の方のお腹を触ると「冷たい」のが特徴です。つまり、血流の悪さが原因ですので、上・前・後面から刺激して改善します。
・まずは写真1の腹筋の横の筋硬結(しこり)を探し、押して一番痛い箇所から「ズーン」と放散痛の出る方向に押し続け、しこりを小さくします。
・腹部のしこりをすべて小さくしたあと、「ホワーッ」と温まりますが、これで終わらず、次に写真2のように子宮前面からまた筋硬結(しこり)を探します(必ずあります)。これは想像以上に深いのですが、「グーッ」と母指が沈むところまでいきます。ここもしこりをすべて小さくしていきます。
・次に写真3のように肘で子宮に刺激を与えます。写真の見た目よりは痛くないので、安心してください。肘でベッド下に向かい「ドンドンドン」と振動を与え、子宮の動きを活発にします。ここでかなり腹部が温まっていることに気付きます。
・最後は子宮後面から、写真4のように肘で「ドンドンドン」と振動を与え、子宮に刺激を与えます。
・以上の治療を30分で3?4回繰り返せば、必ず改善します。


【メンテナンス】

・「こんなことでよくなるのか?」と思うかもしれませんが、過去5人の治療をさせていただいて100%でした。婦人科疾患の第1の原因は「腹部の冷え」です。もし、今まで改善できなかった方は、試してみてはいかがでしょうか?

3 便秘症

【症状】
・よく便秘になる。
・お腹が痛くなることが多い。

【治療回数】

・1回30分を1?2回程度。

【治療ポイント】

・写真1の腹部右側、写真2の腹部左側(やや上)、写真3の腹部左側(やや下)。
   
【治療ポイント】
・便秘症の方は、必ず「お腹の冷え」を感じます。また、大腸を筋硬結(しこり)が圧迫して便通を悪くしています。
・まず、写真1?3の中でどのしこりが押すと痛いのかを確認し、痛みの強いしこりから1つずつ押し続けて小さくしていきます。
・便秘症の重症度に比例してしこりが大きく、かつ数があり、写真3の位置(直腸)に近い箇所にしこりがあると、強い便秘症になります。
・軽い人でしこりが1つ、重い人で3?4つあり、この消失に比例して腹部が温まってきます。
【メンテナンス】
・軽症の方は1回で改善します。重症の方でも2?3回で大丈夫です。
・便秘症がよくある方は、この治療を月1回で30分は行ってください。